選挙ポスターって意外とダサくない

こんにちは、なかむらです。最近の東京都はいろいろなところで選挙、選挙で騒がしいですよね。選挙カーの凱旋、あれは平日ならまだ許せますが土日の早朝にやられると流石に張り倒したくなります。

さて、なぜこんな話をしたかといいますと、今回は選挙のポスターについてお話をしようかと思ったからです。街のいたる所に貼ってある選挙ポスター、普段は見向きもしないんですが、よくよく観察してみると意外と工夫して作られている事に気付きます。

例えば↑の写真の例でいうと、コピーの「小さな声を聴く力 公明党」の文字が漢字はゴシック体ですが、ひらがなは明朝体になっています。漢字のほうがより大きな意味合いを持つので人の目に入りやすいゴシック体、意味合いの弱いひらがなはさらっと読めるように明朝体にしてあります。

人はポスターの文字なんか一瞬程度しか見ないのできちんと読まなくても意味がわかるようにしないといけないんですね。このコピーの場合は漢字さえ見えれば大体の意味がわかるので、先程述べたように一瞬でよめて目立つゴシック体を使っているということです。


さらに言うと、コピーのゴシック体よりも「公明党」のゴシック体のほうが文字の太さが太いんですよね。太さが太いということは一番に目に飛び込んできます。つまり公明党の名前を一番主張したいことがわかります。まずは公明党の名前を覚えてもらって、次にコピーで政党の方針を示す。優先順位がはっきりつけられていて、とても良いデザインだなぁと思います。

選挙のポスターって、原色オンリー、ゴシック体オンリーの主張が強すぎなイメージしかなかったんですけど、意外ときちんとデザインされていてちょっと驚きました。見慣れたものでもよくよく見てみると新しい発見ってあるものなんですね。

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